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| 今井町のご紹介 (環濠集落紹介シリーズ) |
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尼崎のコラムのなかで、環濠集落のNO.1は今井町なのですと紹介しましたが久しぶりに今井町に行きたくなりまして本日(H13.6.16)ふらりと行ってまいりました。 今井町は西淀川からだいぶ遠く、近所とはいえませんが、この際近畿地方は西淀川の御近所ということにします。場所は奈良県橿原市今井町です。橿原神宮の近所で、最寄の駅は近鉄八木駅です。駅から歩いてすぐ、南西側です。看板がたくさんありますので迷うことはありません。 7年前にはじめて訪れたときの衝撃を思い出します。朝早く今井町に入ったのですがほんと電信柱と自動車に住民の洋服、細かいところに目をつぶれば江戸時代なんです!!! 空想の機械でタイムマシンというのがありますが、それが実体験できる場所なんです。 東西600m南北310mの範囲で小さなお掘りに囲まれた環濠集落なのですが、町内800軒のうち80%が江戸時代の建物なのです。普通街並保存地区とかありますが1筋古い家がそろっていたら御の字です。かたまりであるところがすごいところなんです。それでもっとすごいのが、ほとんど今井町の人たちが住んでいるんです。国の重要文化財に指定されている家でも1階は見学コースで2階に住んでたりします。久しぶりなので観光化されているかなと思いましたら全然ちゃらちゃらしたお店もなく、(住民の団結が強くお土産やさんが入ってこれないのか、不便なので観光客が少なく成り立たないのかどちらでしょうか?) 江戸時代は「大和の金は今井に7分」「今井千軒」と言われるぐらい繁栄したそうです。堺に並ぶ近畿の商業都市だったんですね。堺の豪商、茶人の今井宗久がこの今井町の出身だと確か聞いたのですが、何らかの関係があるか詳しく調べてみます。 顔見知りになった数少ない民芸おみやげやさんの金井のおばちゃんに聞きましたところ、この7年のあいだに今井町もだいぶ変わったそうです。平成5年12月に「重要伝統的建造物群保存地区」として国の選定を受け、勝手に家の改築をできなくなったそうです。重要文化財でなくても屋根、壁等の修理に国の予算で助成が出るようになったので(約半分)屋根を直す家が増えたそうです。2年前に奈良を大きな台風が直撃しました。(室生寺の国宝5重の塔に杉の大木が倒れてきて大破しましたのを覚えていますか。あの時です。)今井町も大きな被害を受けて一変に屋根が綺麗になりました。道も国のお金で綺麗に土色に舗装され、一部の通りは電信柱が地下にもぐりました。とてもいいことです。 重要文化財の家だけで8軒あるのですべて紹介できないのですが、豊田家の奥さんからいろいろお話をお聞きし、教えていただきました。豊田家は材木問屋を江戸期に幅広くおこない、高利貸しで大名にもお金を貸していました。屋敷の面積は1反です。(野里の池永さんのところも1反屋敷でしたので何か1反という面積単位(300mX300m)は決まりがあるのでしょうか?調べなければなりません。)昭和50年の解体修理でも柱の材木はほとんど換えず住んだそうです。さすが材木や!!いい材料つかってますね。けやきの大黒柱があるのですが、1尺何寸か忘れましたが40cm角に近い見事な柱が2本ぴかぴかに黒光りしていました。今井町の家の土壁の厚みは25センチ(これもいいかげんですがこのくらい分厚い壁をすべての家の標準だそうです。)なので江戸時代から火事がおきても類焼、延焼がなかったそうです。よって16世紀からの町並みが守られているということです。 ご主人の間というのがありまして入り口の敷居が一尺ほど高くなっていまして昔は奥さんも勝手に入れなかったそうで、そこから敷居が高いという言葉が生まれました。などなど、奥さんもお忙しいのに色々質問攻めにしてまだまだ書くねたがあるのですが、きりがありませんのでこのぐらいでおしまいにします。とにかく皆さん一度行ってみてください。地図があちらこちらで無料で配布されているので迷うことはありませんが、ぜひ地図なしでさまよってみてください。たのしいですよ。。 人が住みながらもっともっと今井町の町並みを保存したら(よりオリジナルに戻していけたら、ものすごい観光資源になるというのはイタリアの中世がそのまま残る城郭都市、シエナやペルージャ、アッシジの街で証明されています。日本にもそんな街が一つぐらいあってもいいんじゃないかと無責任に思っています。(御住まいされている人には、毎日住んでいると住みにくく、維持費がたいへんでいいことが一つもないモンなんでしょうね。固定資産税の優遇措置や、維持費の助成比率を上げるとか、どんどん税金を投入してもしれてますよ。つまらんダムや、干拓よりよっぽど為になります。大工さん、左官屋さんの技術伝承にもなるでしょうし、ぜひとも街ぐるみで頑張っていただきたいと思います。頑張れ今井町) 今井町に関する情報はHP 司馬遼太郎 街道を行く 7巻 「大和・壷坂みち」に詳しく紹介されています。
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今井町の地図です。 |
![]() 家ごとに詳しいカタログがもらえる。 これは豊田家のカタログ表紙 |
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![]() 米谷家間取り図意外と質素です。 |
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![]() 豊田家外観写真(屋号が六葉) |
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